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特定保健指導の内容|当日何をするか流れを説明

「特定保健指導のお知らせが来たんだけど、特定保健指導って何するの?」

「会社で受けろと言われたんだけど、当日はどんな話をするの?」

などの疑問はありませんか?

この記事では、特定保健指導初回面談の当日の流れについてお話しします。

特定保健指導とは

特定保健指導とは、正式には「特定健診・特定保健指導」のことです。

特定健診とは
生活習慣病の予防のために、対象者(40歳~74歳)の方にメタボリックシンドロームに着目した健診を行います。

特定保健指導とは
生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、専門スタッフ(保健師、管理栄養士など)が生活習慣を見直すサポートをします。

特定健診・特定保健指導について(厚生労働省)

特定検診で肥満体型(BMI・腹囲over)と判定された方に対して、生活習慣病予防のために「情報提供」「動機づけ支援」「積極的支援」のいずれかの健康支援を行います。

この中でも「動機づけ支援」「積極的支援」は初回面談を行う必要があり、

専門スタッフと直接話し合う、もしくは話を聞き、生活習慣改善への第一歩を踏み出すという取り組みになっています。

その初回面談についての流れをお話しします。

当日の持ち物

当日の持ち物は以下の通りです。

・健康保険証

・ペン

・その他指定された物(スマホなど)


最悪、健康保険証があれば大丈夫です。

健康保険証は、本人確認と健康保険組合などに所属しているかどうかを確認しますので忘れずにお持ちください。

健康診断の結果は、指導担当者へ送られていますので必要ありません。

当日の流れ

私の普段の流れを説明します。

※所属先により異なる点もございますので、一例としてご覧ください。

①特定保健指導についての簡単な説明

「特定保健指導」というよくわからない名前の取り組みですので、

まずは特定保健指導がどういうものなのか簡単に説明します。

「特定保健指導は40~74歳を対象として、メタボリックシンドローム予防のために行っている取り組みでして、

腹囲・BMIで肥満と判定され、血糖・血圧・脂質・タバコのどれかに引っ掛かっている場合、面談形式での支援となります。」

など、簡単に説明します。

そして、今日・今後の流れについても簡単に説明します。

②問診や個人情報の確認

私の所属している会社の場合、

「生活習慣に関する問診票」がありますので、それに答えていただきます。

また、メール支援や最終評価をするためにメールアドレスや電話番号、住所などの確認をします。


生活習慣に関する問診では、

現在の健康に対しての意識や、運動習慣の有無、飲酒の有無、間食の有無などをお伺いしますが、

嘘偽りなくありのままを答えるようにしましょう。

その方が、後々楽に事を運ぶことができます。

また、生活習慣の乱れをご自身で感じていて、回答するのが恥ずかしいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、

指導員は数百件、数千件いろいろな方とお話ししているため、もはや偏った生活習慣に驚くことはありません。

正直何とも思っていませんので、ありのままの回答をするようにしてください。

③現在の数値や危険性、減量の必要性についての説明

現在の数値のどこが引っ掛かってしまったのか、一緒に確認します。

そして、その数値のまま放置してしまうと、大きな病気になるリスクが高くなってしまうことを説明します。

「血糖・血圧・脂質は体重を減らすと改善する可能性が高いため「減量目標」を立てましょう。」となります。

ここまではテンプレのようなもので、皆さんほぼ一緒の対応をします。

④減量(もしくは数値改善)目標設定

ここが特定保健指導の本題でして、

検診時から、体重-2㎏・腹囲-2㎝を目標として、

行動計画(食事・運動など)を一緒に考えていきます。


ただし、すでに減量している人・減量傾向のある人・減量の必要のないと判断された人・筋トレをしている人などは、

減量目標は立てずに、数値(血糖・血圧・脂質)改善目標を立案します。


それぞれの目標に対して、問診させていただいた生活習慣に合わせて、

運動計画を最低1つ、その他に食事計画を2つほど立案します。


すでに運動習慣のある人は、運動習慣の継続or追加で計画を立て、

運動習慣のない人は、できそうなことから計画を立てていきます。


食事目標では、主食の量の調整や飲酒習慣へのアドバイス、間食へのアドバイスなどを行い、

それをもとに計画を立てていきます。

無理な減量や好きな食べ物を断固拒否したり、ストレス発散目的での飲酒を完全にやめるようになど、

対象者にとって不満になる計画は立案しませんので、ご安心ください。

(あくまで私は。他の相談員では、異次元の提案をしてくる場合もありますので、相談員次第です。)

⑤その他必要事項説明

目標立案が終わったら、今後の流れを再確認したり、

特典などがある場合は特典の説明などをします。


以上で、初回面談は終了です。

この先は支援形態により様々で、月1~2回電話支援する場合や、月1~2回メール支援する場合、なんの支援もなく3か月後の評価になる場合など一人ひとり異なります。

特定保健指導を受けた日からすること

特定保健指導を受けた次の日からは、

立案した計画を実行するように心がけましょう。

まずは3か月間継続することが大切です。頑張りましょう!


実行してみて、上手くいかない場合は指導員へ連絡して、アドバイスをもらうと良いでしょう。

また、身体に不調が出た場合はいったん止めて医療機関へ受診するか、もしくは指導員へ連絡するようにしましょう。

まとめ

特定保健指導の初回面談当日の流れをお話ししました。

特定保健指導は指導員によってやり方が大きく異なる場合があるため、

今回の説明も一例にすぎませんが、流れはだいたい同じだと思いますので参考にしてください。

特定保健指導は専門スタッフの話を聞けるチャンスですので、ぜひ活用・利用するようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。