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【健康診断】収縮期血圧・拡張期血圧の見方と食事対策

「血圧ってどのくらいからが悪いの?」

「血圧が高い場合の食事はどうすればいいの?」

などのお悩みはありませんか?

この記事では、健康診断で検査されることの多い血圧関連項目の見方や食事対策についてお話しします。

血圧検査の各指標

血圧関連の検査では、

「収縮期血圧(最大血圧)」

「拡張期血圧(最小血圧)」

の2つが主な指標です。

基準値

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収縮期血圧(最大血圧)

基準値:130mmHg未満

要注意:130~139mmHg

異常値:140mmHg以上

拡張期血圧(最小血圧)

基準値:85mmHg未満

要注意:85~89mmHg

異常値:90mmHg以上

収縮期血圧、拡張期血圧のどちらかが異常値であれば、高血圧となります。

異常値(高値)になる原因

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異常値(高値)になる原因は身体活動、情動、気温、体温、年齢、嗜好などいくつかあります。

特に加齢により高値になりやすくなるため、高齢者では高血圧の方が多いです。

情動では「白衣高血圧」というものがあり、看護師に直接血圧を測られると緊張してしまい、やや高めの値になってしまうことがあります。

嗜好では味の濃い物を好んだり、食生活の乱れなどの生活習慣の悪化が原因となります。

もしくは、何らかの病気が原因となって血圧が高くなってしまう場合もあります。

食事対策

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何らかの病気が原因となって血圧が高くなってしまう場合は、食事対策によって変わることは無いですが、

生活習慣などが原因の場合は、食事対策によって多少血圧を下げることが可能です。

減塩

減塩することで、血圧を下げることに期待ができるため、

食塩摂取量を1日6g未満に抑えるようにしましょう。

また、血圧が下がらなかったとしても、将来的に血圧が上昇するのを抑えることができます。

減塩方法については以下の記事で詳しくまとめていますので、興味のある方はご覧ください。

【管理栄養士が教える】減塩方法・塩分の摂りすぎを防ぐコツ『16選』2024完全版

カリウムを含む食材を摂る

カリウムは体内の余分なナトリウムの排泄を促してくれるため、高血圧予防に効果があるとされています。

また、塩分を多く摂る人やカリウム摂取量の少ない人の場合、血圧低下作用を期待することができます。

カリウムは、野菜や果物、海藻などに豊富に含まれていますが、

それ以外の食材にもある程度含まれているので、いろいろな食材をバランスよく食べるようにすると良いでしょう。

※腎機能が低下している人では、カリウムが毒になってしまうため摂りすぎないようにしましょう。

お酒は適量に

お酒は適量であれば、一時的に血圧を下げてくれますが、

飲みすぎると血圧が上昇してしまいます。

また、お酒の飲みすぎが習慣化している人では、血圧が高いまま推移してしまうため休肝日を作ることも大切です。

お酒が好きな方こそ、一生お酒を飲むためにも、適量飲酒を心がけるようにしましょう。

まとめ

健康診断の血圧関連項目の見方と食事対策についてお話ししました。

血圧は様々な要因で高くなってしまうため、対策できる要因は対策するようにしましょう。

食事対策では、減塩・カリウムを摂る・節酒が大切です。

最後までお読みいただきありがとうございました。



参考

菅野義彦,「見方がわかれば味方になる!栄養指導にいかす検査値の読み取りポイント」,メディカ出版,2020年5月,22~24

奈良信雄,「オールカラー やさしくわかる 看護師のための検査値パーフェクト事典」,ナツメ社,2022年4月,30~31