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血糖値を下げるにはコーヒーや青汁が最適!【管理栄養士が徹底解説】

「コーヒーが血糖値を下げるってホント?」

「コーヒーや青汁の何が良いの?」

などの疑問はありませんか?

この記事では、血糖値を下げるにはコーヒーや青汁が最適である理由についてお話しします。

コーヒー・青汁が血糖理に良い理由

コーヒーや長命草などを原料として作られている青汁には「クロロゲン酸」というポリフェノールが入っています。


クロロゲン酸には様々な健康効果が期待でき、

その中の一つが食後血糖値の上昇抑制作用です。


食後血糖値の上昇抑制作用は、食物繊維でも得られますが、

食物繊維は増粘作用によって糖質の消化・吸収を穏やかにするのに対して、

クロロゲン酸による効果は食物繊維とは少し異なる作用機序で得られることがポイントです。

クロロゲン酸のもつ作用

クロロゲン酸の持つ3つの作用によって、食後血糖値の上昇抑制をすると考えられています。

その3つの作用についてお話しします。

糖質をブドウ糖に分解するのを防ぐ作用

クロロゲン酸には、α-グルコシダーゼ阻害作用があります。

α-グルコシダーゼという酵素によって摂取した糖質が最小単位のグルコース(ブドウ糖)へ分解されます。

グルコースまで分解されると、血管に吸収され血糖値が上昇します。

クロロゲン酸には、α-グルコシダーゼ阻害作用があるため、

糖質をグルコースに分解するのを防ぎ、糖の吸収を遅らせることで、

食後血糖値の上昇を抑制してくれます。

血液中に糖が吸収されるのを抑制する作用

クロロゲン酸には、グルコース6リン酸運搬酵素阻害作用があります。

グルコース6リン酸運搬酵素を阻害することで、グルコース吸収が阻害されます。

血液中に糖(グルコース)が吸収されなくなることで、血糖値が上がらなくなるため、

食後血糖値の上昇を抑制してくれます。

血液中の糖を各組織へ取り込ませる作用

クロロゲン酸には、GLP-1(1型グルカゴン様ペプチド)の産生を刺激する作用があります。

GLP-1は食後に分泌され、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌を刺激します。

インスリンの作用によって血糖値が低下していき

これにより、食後高血糖の上昇を抑制してくれます。

クロロゲン酸を摂るには青汁がおすすめ

クロロゲン酸はコーヒーや青汁に含まれていると説明しましたが、

コーヒーの場合、深煎りすることでクロロゲン酸量が減少してしまうため、浅煎りのコーヒーが良いです。

(インスタントも製造過程で、クロロゲン酸量が減少するとされています。)

青汁の場合は、長命草やアーティチョークを原料としているもので、クロロゲン酸が入っていると明記されている商品が良いです。


コーヒー・青汁から摂れるクロロゲン酸ですが、

コーヒーにはカフェインが入っているため、多量摂取はできません。

対して青汁にはカフェインはほとんど入っていません。(せん茶・抹茶が原料でない場合)

かつ青汁には、微量栄養素の補給も期待できます。

このことから、青汁からの摂取がおすすめです。


ナチュレライフの「美長命青汁」という商品には、クロロゲン酸が入っていると明記されています。

また、製品の品質を証明する「モンドセレクション2022」を受賞しており、農薬不使用栽培の原料を使用しているなど、

栄養面だけでなく安全面も十分評価できる商品です。

30日間の全額返金保証もやっており、お得に試すこともできます。

まとめ

コーヒーや青汁に含まれているクロロゲン酸には食後血糖値の上昇を抑制する効果があります。

ただし、どのコーヒー・青汁でもいいわけではなく、クロロゲン酸が入っているものである必要があり、

コーヒーであれば浅煎りのもの、青汁であればクロロゲン酸含有と明記されているものが良いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

クロロゲン酸の持つ健康効果に興味のある方は以下の記事もご覧ください。

【管理栄養士も驚き】クロロゲン酸の効果がすごかった!!効果14選まとめ


※この記事は、コーヒーと青汁が血糖値を下げることを確証付けるものではありません。

また、コーヒー・青汁の過剰摂取により、健康増進効果を得られるとするものでもありません。

普段の食生活は、主食・主菜・副菜の揃ったバランスの良い食事を心がけるようにしましょう。


参考

「コーヒーの糖尿病予防効果を説明する栄養成分の薬理学」,岡希太郎(2007)

α-グルコシダーゼ阻害薬の解説|日経メディカル処方薬事典