「ブイ・クレスとCP10の違いって何ですか?」
「ブイ・クレスの商品を教えてほしい。」
などの疑問はありませんか?
この記事では、ブイ・クレスシリーズ一覧や特徴、メリット・デメリットについて紹介します。
ブイ・クレスとは
ブイ・クレスとは「ニュートリー」が展開する栄養補助食品のシリーズの事です。
ブイ・クレスシリーズの中でも有名な商品が、
ビタミン・ミネラルが補給できる「CP10」です。
ブイ・クレスの特徴
ブイ・クレスは以下のような特徴があります。
- ビタミン・ミネラル補給
- 乳酸菌、コエンザイムQ10など栄養素以外も活用している
- 病者だけではなく健康な人、スポーツ選手も愛用している
- 褥瘡を有する人の食事療法に使える商品がある
- 少量高カロリーの商品もある
ビタミン・ミネラルに特化していることが大きな特徴のため、病者だけではなく、美容に関心のある人や、スポーツをしている人も使用しています。
また、病院で飲んでいたため、退院後も引き続き飲んでいるという方や、
その栄養素量の多さから、管理栄養士、看護師なども日用使いしています。※1
また、ブイ・クレスCP10ミックスフルーツは、「褥瘡を有する方の食事療法として使用できる商品です。」と特別用途食品としての表示許可を得ているなど、病院・施設からの信頼も厚いです。
ブイ・クレスシリーズを用途別に見てみよう
どのような商品があるのか用途別に見ていきましょう。
ビタミン・ミネラルが高容量配合されている商品が9つあります。
商品 | エネルギー | タイプ | 備考 |
---|---|---|---|
CP10 | 80kcal/125ml | 飲料 | コラーゲンペプチド コエンザイムQ10 |
BIO | 90kcal/125ml | 飲料 | 乳酸菌6000億個 |
グルコサミンマンゴー | 80kcal/125ml | 飲料 | グルコサミン1000mg コエンザイムQ10 |
ニューベリーズ | 25kcal/125ml | 飲料 | 鉄0㎎ クロム30㎍ コエンザイムQ10 |
CP10ゼリー | 110kcal/80g | ゼリー | コラーゲンペプチド コエンザイムQ10 |
BIOゼリー | 90kca/77g | ゼリー | 乳酸菌6000億個 |
ゼリーカップタイプ | 57kcal/74g (キャロットのみ75g) | ゼリー | えん下困難者用食品 許可基準Ⅰ |
ゼリーブリックタイプ | 67kcal/107g (1/2本あたり) | ゼリー | 215gタイプ |
ブイ・クレスα | 80kcal/125ml | 飲料 | 1000mlタイプ |
(公式ホームページよりニューベリーズ、ゼリーカップタイプ、ゼリーブリックタイプ、ブイ・クレスαの画像引用)
注意点
全ての商品に、ビタミンK、マンガン、銅、ヨウ素、モリブデンは入っていません。
CP10は上記栄養素に加えて、クロムが入っていません。
カップゼリー・ブリックゼリーは上記栄養素に加えて、ビオチン、クロムが入っていません。
エネルギー補給目的の商品が1つあります。
商品 | エネルギー | タイプ | 備考 |
---|---|---|---|
ハイプチゼリー | 80kcal/23g | ゼリー | 学会分類2021 コード0j たんぱく質0g |
1つずつ見てみよう
用途 | たんぱく質・ ビタミン・ ミネラル補給 | エネルギー(kcal) | 80 |
内容量(ml) | 125 | たんぱく質(g) | 12.0 |
アレルゲン | ゼラチン オレンジ りんご※ もも※ バナナ※ | 脂質(g) | 0 |
PFC比 | 60:0:40 | 炭水化物(g) | 8.0 |
味の種類 | 2種類 | 食塩相当量(g) | 0.09~ 0.16 |
備考 | コエンザイム Q10:15mg | 水分量(g) | 110 |
ビタミンK、マンガン、銅、クロム、ヨウ素、モリブデンは含まれていない
栄養成分は味によりやや異なる
たんぱく質もしっかり入っているため、低栄養予防などに最適。
さらさらの液体のため、嚥下能力の低下している人は飲めない。
用途 | ビタミン・ ミネラル補給 | エネルギー(kcal) | 90 |
内容量(ml) | 125 | たんぱく質(g) | 0.3 |
アレルゲン | もも※ バナナ※ | 脂質(g) | 0 |
PFC比 | 1:0:99 | 炭水化物(g) | 22.3 |
味の種類 | 3種類 | 食塩相当量(g) | 0.05 |
備考 | 乳酸菌6000億個 | 水分量(g) | 110 |
ビタミンK、マンガン、銅、クロム、ヨウ素、モリブデンは含まれていない
栄養成分は味によりやや異なる
乳酸菌が入っていることが特徴。
乳酸菌の効果を得たい場合はこれを使うが、高齢者・病者ではほとんど選択しない。
美容を意識する人向き。
用途 | ビタミン・ ミネラル補給 | エネルギー(kcal) | 80 |
内容量(ml) | 125 | たんぱく質(g) | 0.7 |
アレルゲン | – | 脂質(g) | 0 |
PFC比 | 約3:0:97 | 炭水化物(g) | 20.3 |
味の種類 | 1種類 | 食塩相当量(g) | 0.04 |
備考 | グルコサミン 1000mg コエンザイム Q10:15mg | 水分量(g) | 112 |
グルコサミン、コエンザイムQ10が入っていることが特徴。
高齢者や美容を意識する人向き。
用途 | ビタミン・ ミネラル補給 | エネルギー(kcal) | 25 |
内容量(ml) | 125 | たんぱく質(g) | 0.3 |
アレルゲン | – | 脂質(g) | 0 |
PFC比 | 5:0:95 | 炭水化物(g) | 6.0 |
味の種類 | 1種類 | 食塩相当量(g) | 0.01 |
備考 | 鉄0.0㎎ コエンザイム Q10:30mg | 水分量(g) | 120 |
ブイ・クレスシリーズで唯一「鉄」が入っていない。
高齢者・病者ではほとんど選択しない。
用途 | ビタミン・ ミネラル補給 | エネルギー(kcal) | 110 |
内容量(g) | 80 | たんぱく質(g) | 12.0 |
アレルゲン | ゼラチン オレンジ りんご※ もも※ バナナ※ | 脂質(g) | 0 |
PFC比 | 44:0:56 | 炭水化物(g) | 15.5 |
味の種類 | 2種類 | 食塩相当量(g) | 0.09~ 0.19 |
備考 | コエンザイム Q10:15mg | 水分量(g) | 53 |
栄養成分は味によりやや異なる
ビタミンK、マンガン、銅、クロム、ヨウ素、モリブデンは含まれていない
たんぱく質もしっかり入っているため、低栄養予防などに最適。
嚥下機能が低下している人でも食べる事ができる。
用途 | ビタミン・ ミネラル補給 | エネルギー(kcal) | 90 |
内容量(g) | 77 | たんぱく質(g) | 0.3 |
アレルゲン | もも※ | 脂質(g) | 0 |
PFC比 | 1:0:99 | 炭水化物(g) | 22.2 |
味の種類 | 2種類 | 食塩相当量(g) | 0.04 |
備考 | 乳酸菌6000億個 | 水分量(g) | 53 |
栄養成分は味によりやや異なる
ビタミンK、マンガン、銅、クロム、ヨウ素、モリブデンが含まれていない旨の表記は無いが、含まれているという表記も無い
乳酸菌が入っていることが特徴。
美容や健康を意識する方向き。
用途 | ビタミン・ ミネラル補給 | エネルギー(kcal) | 57 |
内容量(g) | 75 | たんぱく質(g) | 1.0 |
アレルゲン | 乳※ りんご※ | 脂質(g) | 0 |
PFC比 | 7:0:93 | 炭水化物(g) | 13.5 |
味の種類 | 3種類 | 食塩相当量(g) | 0.06 |
備考 | えん下困難者用食品 許可基準Ⅰ | 水分量(g) | 61 |
栄養成分は味によりやや異なる
ビタミンK、ビオチン、銅、マンガン、クロム、ヨウ素、モリブデンは含まれていない
えん下困難者用食品の表示許可を取得しているため、えん下困難者でも比較的安全に使うことができる。
たんぱく質が入っていないため、やや使いにくい。
用途 | ビタミン・ ミネラル補給 | エネルギー(kcal) | 134 |
内容量(g) | 214 | たんぱく質(g) | 2.0 |
アレルゲン | 乳 | 脂質(g) | 0 |
PFC比 | 6:094 | 炭水化物(g) | 32.0 |
味の種類 | 1種類 | 食塩相当量(g) | 0.12 |
備考 | – | 水分量(g) | 174 |
ブリックタイプのため、好きな大きさにカットして食べる事ができる。
そのため食欲が低下している方に、少しずつ提供することができる。
用途 | ビタミン・ ミネラル補給 | エネルギー(kcal) | 80 |
内容量(ml) | 1000 | たんぱく質(g) | 1.0 |
アレルゲン | 乳 | 脂質(g) | 0 |
PFC比 | 5:0:95 | 炭水化物(g) | 21.2 |
味の種類 | 1種類 | 食塩相当量(g) | 0.08 |
備考 | – | 水分量(g) | 110 |
ビタミンK、マンガン、銅、ヨウ素、モリブデンは含まれていない
1000mlの飲料タイプ。
ジュースの代わりに飲むイメージだが、1日の目安量は125mlであることに注意し、飲みすぎないように。
高齢者・病者では使いにくい。
用途 | エネルギー補給 | エネルギー(kcal) | 80 |
内容量(g) | 23 | たんぱく質(g) | 0.0 |
アレルゲン | – | 脂質(g) | 6.0 |
PFC比 | 約0:68:32 | 炭水化物(g) | 6.5 |
味の種類 | 2種類 | 食塩相当量(g) | 0.01 |
備考 | 一部の ビタミン・ ミネラル配合 | 水分量(g) | 10.0 |
ブイ・クレスシリーズで唯一のエネルギー補給商品。
他メーカーのエネルギー補給商品より、ビタミン・ミネラルが強化されている所が特徴。
ブイ・クレスのメリット
ブイ・クレスのメリットについて紹介します。
- 不足しがちなビタミン・ミネラルが摂れる
- 少量高カロリーの商品もある
- 病者以外の健康に気を使っている人も使える
高齢者では食嗜好の偏りがみられることがあります。
毎日同じような料理を食べていたり、特定の食材を遠ざけている方もいます。
エネルギー量は足りていても、ビタミン・ミネラルが不足している可能性はあります。
ブイ・クレス商品を摂ることで、ビタミン・ミネラルが簡単に補給できるという点は非常に魅力的です。
摂るのを忘れがちなサプリメント状では無く、身近な飲料、ゼリータイプのため続けやすいです。
ビタミン・ミネラルの不足は気が付きにくいため、注意しましょう。
少量高カロリーの商品も1つだけあります。
食事摂取量が低下している人や、体重が減少している人にはおすすめです。
また、ブイ・クレスの商品であるため、一部のビタミン・ミネラルも入っている所が魅力的です。
ニュートリーの公式ホームページでも紹介されていますが、
芸術家、スポーツ選手、会社員、看護師、管理栄養士など、普通の方でも日用使いできます。
私も、日用使いとまではいきませんが、ビタミン・ミネラルの不足を起こさないように、たまに食べています。
容量、用法に気を付ければ、普段の健康にも貢献できる商品です。
ブイ・クレスのデメリット
ブイ・クレスのデメリットについて紹介します。
- 全てのビタミン・ミネラルが入っているわけではない
- 飲みすぎると栄養素の過剰摂取のリスクがある
- 少量高カロリーの商品はたんぱく質が入っていなく栄養バランスが悪い
ビタミン・ミネラルが高容量入っていることが魅力ですが、一部のビタミン・ミネラルは入っていません。
ブイ・クレスの商品を取り入れていても、入っていない栄養素が欠乏してしまう可能性もあるので、注意が必要です。
出来れば、全部のビタミン・ミネラルを入れて欲しいですね…。
1日1本までにしましょう。
製品の説明欄にも1日1本を目安にしてくださいと書いてあります。
これだけ高容量の栄養素入り商品を、何本も飲んでしまうと体に毒なので気をつけてください。
少量高カロリーが特徴の「ハイプチゼリー」にはたんぱく質が入っていません。
一般の方で、エネルギー補給を目的とする場合は、他のメーカーの商品が良いでしょう。
まとめ
「ブイ・クレス」はニュートリーが展開する栄養補助食品のシリーズであることが分かりました。
主にビタミン・ミネラル補給の商品が多いです。
しかし、すべてのビタミン・ミネラルは入っていないため、注意する必要があります。
医師・栄養士の指導を受けている方は、指導に基づいて使用されることを推奨します。
また、栄養補助食品の多量摂取により、健康が増進するものではありません。
食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、バランスの良い食事を心がけましょう。