「テルミールとは何ですか?」
「テルミールにはどんな種類がありますか?」
などの疑問はありませんか?
この記事では、テルミールシリーズ一覧や特徴、メリット・デメリットについて紹介します。
目次
テルミールとは
テルミールとは「ニュートリー」が展開する栄養補助食品のシリーズの事です。
テルミールシリーズの中でも有名な商品が、
「テルミールミニ」
「テルミールミニα」
「テルミールミニSoup」
などのエネルギー補給を目的とする商品です。
テルミールの特徴
テルミールは以下のような特徴があります。
- 少量高カロリー
- 総合栄養食として五大栄養素が配合されている
- 飲料タイプ
400kcal/100mlの商品があるなど、業界内でも特に「少量高カロリー」であることが特徴です。
また、ゼリー商品は展開しておらず、全て飲料タイプになっています。
テルミールシリーズを用途別に見てみよう
どのような商品があるのか用途別に見ていきましょう。
と思ったら、全てエネルギー補給目的でした。
商品 | エネルギー | タイプ | 備考 |
---|---|---|---|
ミニ | 200kcal/125ml | 飲料 | ビタミン・ミネラル配合 |
ミニSoup | 200kcal/125ml | 飲料 | ビタミン・ミネラル配合 DHA・EPA配合 甘くない味付け |
ミニα | 200kcal/125ml | 飲料 | ビタミン・ミネラル・食物繊維やや多めに配合 |
2.0α | 400kcal/200ml | 飲料 | ビタミン・ミネラル配合 2倍のエネルギーが摂れる |
アップリード | 400kcal/100ml | 飲料 | 超少量高カロリー ビタミン・ミネラル配合 |
アップリードmini | 200kcal/50ml | 飲料 | 超少量高カロリー ビタミン・ミネラル配合 |
ソフト | 300kcal/200g | 飲料 | のどごしがやさしいクリーミィタイプ(粘度20,000mPa・s以上) ビタミン・ミネラル配合 |
ソフトM | 200kcal/125g | 飲料 | のどごしがやさしいクリーミィタイプ(粘度20,000mPa・s以上) ビタミン・ミネラル配合 |
1つずつ見てみよう
用途 | エネルギー・ たんぱく質補給 | エネルギー(kcal) | 200 |
内容量(ml) | 125 | たんぱく質(g) | 7.3 |
アレルゲン | 乳 小麦※ 大豆※ | 脂質(g) | 7.5 |
PFC比 | 14:34:52 | 炭水化物(g) | 26.0 |
味の種類 | 4種類 | 食塩相当量(g) | 0.25/0.45※ |
備考 | ビタミン・ ミネラル配合 | 水分量(g) | 94 |
プレーンタイプの栄養補助飲料。
用途 | エネルギー・ たんぱく質補給 | エネルギー(kcal) | 200 |
内容量(ml) | 125 | たんぱく質(g) | 7.3 |
アレルゲン | 乳 小麦 大豆 鶏肉 | 脂質(g) | 7.5 |
PFC比 | 14:34:52 | 炭水化物(g) | 26.0 |
味の種類 | 3種類 | 食塩相当量(g) | 0.53 |
備考 | ビタミン・ ミネラル配合 甘くない味付け | 水分量(g) | 94 |
プレーンタイプの甘くない栄養補助飲料。
用途 | エネルギー・ たんぱく質補給 | エネルギー(kcal) | 200 |
内容量(ml) | 125 | たんぱく質(g) | 7.3 |
アレルゲン | 乳 大豆 | 脂質(g) | 7.5 |
PFC比 | 14:34:52 | 炭水化物(g) | 26.7 |
味の種類 | 2種類 | 食塩相当量(g) | 0.38 |
備考 | ビタミン・ ミネラル配合 | 水分量(g) | 94 |
テルミールミニ・Soupに比べて、微量栄養素がやや多く配合されている栄養補助飲料。
(一部少ない微量栄養素もあり)
用途 | エネルギー・ たんぱく質補給 | エネルギー(kcal) | 400 |
内容量(ml) | 200 | たんぱく質(g) | 14.5 |
アレルゲン | 乳 | 脂質(g) | 15.0 |
PFC比 | 14:34:52 | 炭水化物(g) | 52.0 |
味の種類 | 2種類 | 食塩相当量(g) | 0.51 |
備考 | ビタミン・ ミネラル配合 | 水分量(g) | 140 |
上の3つに比べて、2倍のエネルギーが摂れる栄養補助飲料。
特に、欠食を防ぎたい方におすすめ。
用途 | エネルギー・ たんぱく質補給 | エネルギー(kcal) | 400 |
内容量(ml) | 100 | たんぱく質(g) | 14.0 |
アレルゲン | 乳 ゼラチン | 脂質(g) | 21.6 |
PFC比 | 14:49:37 | 炭水化物(g) | 37.4 |
味の種類 | 2種類 | 食塩相当量(g) | 0.38 |
備考 | MCT30%配合 ビタミン・ ミネラル配合 | 水分量(g) | 43 |
1ml当たり4kcalも摂れる超少量高カロリー飲料。
極端に食思が低下している方におすすめ。
用途 | エネルギー・ たんぱく質補給 | エネルギー(kcal) | 200 |
内容量(ml) | 50 | たんぱく質(g) | 7.0 |
アレルゲン | 乳 ゼラチン | 脂質(g) | 10.8 |
PFC比 | 14:49:37 | 炭水化物(g) | 18.7 |
味の種類 | 2種類 | 食塩相当量(g) | 0.19 |
備考 | MCT30%配合 ビタミン・ ミネラル配合 | 水分量(g) | 22 |
アップリードの半量(50ml)で飲み切りやすい。
極端に食思が低下している方におすすめ。
用途 | エネルギー・ たんぱく質補給 | エネルギー(kcal) | 300 |
内容量(g) | 200 | たんぱく質(g) | 9.0 |
アレルゲン | 乳 大豆 | 脂質(g) | 9.0 |
PFC比 | 12:27:61 | 炭水化物(g) | 45.8 |
味の種類 | 1種類 | 食塩相当量(g) | 0.38 |
備考 | ビタミン・ ミネラル配合 | 水分量(g) | 128 |
「液体ではなくクリーミィタイプ」とのこと。
摂食嚥下機能の低下した方にも使える。
用途 | エネルギー・ たんぱく質補給 | エネルギー(kcal) | 200 |
内容量(g) | 125 | たんぱく質(g) | 6.0 |
アレルゲン | 乳 大豆 | 脂質(g) | 6.0 |
PFC比 | 12:27:61 | 炭水化物(g) | 30.5 |
味の種類 | 2種類 | 食塩相当量(g) | 0.25 |
備考 | ビタミン・ ミネラル配合 | 水分量(g) | 80 |
テルミールソフトに比べ、やや内容量が少なく、飲み切りやすい。
テルミールのメリット
テルミールのメリットについて紹介します。
- 少量高カロリー
- とろみがある
- キャップ付きの商品は、少量ずつ試せる
栄養補助食品業界内でも、特に少量高カロリーな点が魅力。
特にアップリードは1ml当たり4kcalもある。
体重が減少している方や、食欲がない方、食事摂取量が低下している方におすすめ。
アップリードやソフトには、やや強めのとろみがあるため、他の飲料タイプの商品に比べると飲みやすい。
ソフトは、スプーンですくって食べることもできる。
咀嚼・嚥下機能が低下している人におすすめ。
キャップ付きの商品は器に移すなどして、1日数回に分けて食べる事ができる。
ストロータイプの商品もそれができないわけではないが、キャップがついている方が衛生的。
ただし、一度口を付けた場合は飲み切るか、飲み切れない場合は廃棄をすることをおすすめします。
テルミールのデメリット
テルミールのデメリットについて紹介します。
- 医療感がある
- 食物繊維が少ない
- エネルギーアップに「砂糖」を使っている
- 楽天・アマゾン・ドラックストアではあまり売っていない
パッケージの色味からか、医療感がある。
テルミールミニシリーズの類似商品には、「メイバランス」「クリミール」などがあるが、それらに比べて医療感があり、家庭向けに進めた場合受け入れてもらいにくい。
また、アップリードも超少量高カロリーというメリットがある一方、人工的な感じが否めない。
他のメーカーの飲料タイプの栄養補助食品と比べると、食物繊維含有量が少ない。
特に、糖尿病を患っている方では、血糖値が急上昇する可能性があり注意が必要。
アップリードやソフトの原材料表示で、「砂糖」が上位にくる。
もちろん、他の栄養補助食品も砂糖を使っているものはあるが、上位には来ないものが多いため、テルミール商品を取り入れる場合は砂糖の過剰摂取に注意が必要。
手軽に買える場所に売っていない。
公式通販サイトでは販売されているため、購入を検討の場合はそっちがおすすめ。
まとめ
「テルミール」はニュートリーが展開する栄養補助食品のシリーズであることが分かりました。
少量高エネルギーな事、どの商品にもビタミン・ミネラルが配合されていることが特徴です。
しかし、食物繊維配合量は少ないので注意してください。
医師・栄養士の指導を受けている方は、指導に基づいて使用されることを推奨します。
また、栄養補助食品の多量摂取により、健康が増進するものではありません。
食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、バランスの良い食事を心がけましょう。