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肉のカロリーの特徴、部位別ランキング【管理栄養士解説】

「肉の部位ごとのカロリーを知りたい」

「どの部位が低カロリーなの?」

などのお悩みはありませんか?

この記事では、肉のカロリーの特徴や部位別カロリーランキングについてお話しします。

牛肉・豚肉カロリーランキング

部位別カロリーランキング

和牛交雑牛乳用牛輸入牛
ヒレ(赤身)207229177123105
もも212250169133153
そともも219179178159
239193138172
ランプ293203174
肩ロース373285219212
サーロイン422263218
バラ(脂身付き)472445381338398
リブロース514438351203
全て生の可食部100gでの値(ヒレ、バラ以外は皮下脂肪なし)、単位はkcal

脂身(白い部分)が多くなるほど、カロリーが高くなります。


牛肉は「国産牛」と「輸入牛」でカロリーが異なる点が特徴です。

国産牛は脂が多いためカロリーが高く、輸入牛は脂が少なくカロリーが低いです。

その分、国産牛は柔らかくて食べやすいですが、輸入牛は硬くて食べにくいことが多いです。


豚肉は脂肪が多くカロリーが高いと思われがちですが、「バラ肉」以外はそこまでカロリーが高くないです。

ただ、表の値は「皮下脂肪無し」のため、とんかつに使う「豚ロース脂身付き」はもう少し高くなります。

ホルモン、その他カロリーランキング

ゼンマイ57
コブクロ9564
テッポウ106
マメ11896
レバー119114
ハツ128118
シマチョウ150
スジ152
ミノ166111
ハチノス、シロ186166
ヒモ268
ハラミ288
アカセンマイ308
タン318205
豚足227
軟骨229
テール440
可食部100g当たりの値(加工状態は部位により異なる)、単位はkcal

ホルモンはカロリーが低いものから高いものまで、いろいろあります。

焼肉でよく食べる、ハラミやタンは比較的高カロリーの部位です。

鶏肉カロリーランキング

軟骨54
砂肝86
ささみ98
レバー100
むね133
手羽元175
ハツ186
手羽189
もも190
手羽先207
皮がある物は皮つきで、生の可食部100gの値、単位はkcal

鶏ささみが低カロリーなことは周知の事実ですが、

それ以上に軟骨や砂肝の方が低カロリーです。

また、ほとんどが200kcal未満で牛・豚に比べると低カロリーな肉です。


さらにカロリーを落としたい場合は、「皮なし」を選ぶようにすると脂質が少なくなるため、カロリーが低くなります。

まとめ

牛・豚肉では、

ヒレ・もも・肩が低カロリー部位で、リブロース・バラ・サーロインが高カロリー部位であることがわかりました。


ホルモンは、

カロリーが低いものから高いものまであり、焼肉でよく食べるハラミやタンは比較的高カロリー部位でした。


鶏肉は、

軟骨、砂肝、ささみが低カロリーですが、牛・豚に比べるとどの部位でも比較的低カロリーです。


大まかに、牛・豚は赤身肉が低カロリーで、鶏は皮無しが低カロリーと把握しておきましょう。

食材のカロリーを気にすることで、肥満防止や体型維持に役立ちますので、頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。



参考

日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省)