「粉飴と砂糖ってどう違うの?」
「砂糖の代替として粉飴を使う場合の甘さや量は?」
などの疑問はありませんか?
この記事では、粉飴と砂糖の違いについてお話しします。
そもそも、粉飴とは何?と思われる方は以下の記事からご覧ください。
粉飴とは?使用目的や使い方など【管理栄養士解説】原料の違い
まず砂糖と粉飴では原料が違います。
砂糖の原料は、「サトウキビ」や「てん菜」です。
そして主成分は「ショ糖」と呼ばれるもので、少糖類に分類されます。
砂糖は甘味があり、一般的に甘味料として使用されます。
粉飴の原料は、じゃがいもやトウモロコシなどに含まれている「でんぷん」です。
そして主成分は「マルトデキストリン」と呼ばれるもので、多糖類に分類されます。
粉飴は甘味が少ないため、甘味料としてというよりエネルギーアップのために使われることがほとんどです。
栄養成分(カロリー)の違い
(食品100g当たり) | 砂糖 | 粉飴 |
エネルギー | 391kcal | 397kcal |
たんぱく質 | 0g | 0g |
脂質 | 0g | 0g |
炭水化物 | 99.3 | 97.0g |
見て分かるように、砂糖と粉飴の栄養成分に大きな差はありません。
また、ビタミン・ミネラルに関してはどちらにもほぼ入っていません。
粉飴は砂糖の何倍の甘さ?
粉飴もやや甘味がありますが、砂糖ほどではなく、
粉飴は砂糖の1/5の甘さだと言われています。
そのため、砂糖の代替として使うことで、
砂糖より多くの量が使用でき、多くのエネルギーを確保することができます。
砂糖の代替として使う場合の使用量
砂糖の代替として粉飴を使うことはできますが、
砂糖すべてを粉飴に替えるのではなく、半分ほどを替えるのが良いでしょう。
というのも、砂糖にも風味付けや保水などの役割があるため、
砂糖すべてを粉飴に替えてしまうと、料理の質が落ちて美味しくなくなってしまいます。
食欲が低下している人や腎臓病の治療食として粉飴を取り入れる場合は、
食事摂取率を高くするために食事の美味しさも大切ですので、味に違和感が出ない範囲で使うようにしましょう。
まとめ
砂糖と粉飴は、原材料は違いましたが、
栄養成分では大きな違いはありませんでした。
また、砂糖の1/5の甘さで料理に使うこともできますが、
砂糖すべてを粉飴に替えるのではなく、砂糖の半分ほどを粉飴に替えるようにすると良いと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考