記事内に広告を含みます

小さい容量の栄養補助食品一覧【食べられない高齢者に】

医者に「食欲が低下している」と相談したら、栄養補助食品というものがあると言われたので、それを買って食べてみたのですが、それでも全量食べられないです。もっと小さい物はありませんか?

という相談を受けたことがあります。
食事も補食も満足に食べられないと辛いですよね。まずは小さい補食から完食できるように頑張りましょう。

この記事では、小さい容量の栄養補助食品をご紹介します。
栄養補助食品選びの一助になれば幸いです。

栄養補助食品のサイズ

一般的な栄養補助食品は以下のサイズ(容量)が多いです。

飲料タイプ 125ml

ゼリータイプ 66~80g

そこで、今回はこれより小さいサイズのものをご紹介します。

飲料タイプ100~125ml未満【5商品】

明治メイバランスぎゅっとMini

(出典:amazon.co.jp)
商品名明治メイバランスぎゅっとMini内容量(ml)100 
用途エネルギー・たんぱく質補給エネルギー(kcal)200
アレルゲン乳・大豆たんぱく質(g)7.5
PFC比15:25:60脂質(g)5.6
味の種類6種類炭水化物(g)31.8
備考ビタミン・ミネラル配合食塩相当量(g)0.33
おすすめ度 水分量(g)68.9
栄養課長
栄養課長

メイバランスシリーズのため、ブランド力もある。
ビタミン・ミネラルも入っているため、栄養不足への不安が減る。
PFCバランス(エネルギー産生栄養素バランス)が絶妙。

補足)PFC比(エネルギー産生栄養素バランス)、目標量(75歳以上)
   たんぱく質15~20%、脂質20~30%、炭水化物50~65%※1

アイソカル100

(出典:amazon.co.jp)
商品名アイソカル100内容量(ml)100 
用途エネルギー・たんぱく質補給エネルギー(kcal)200
アレルゲン乳・大豆・ゼラチンたんぱく質(g)8.0
PFC比16:36:48脂質(g)8.0
味の種類9種類炭水化物(g)25.0
備考ビタミン・ミネラル配合食塩相当量(g)0.27※
おすすめ度 水分量(ml)70
※0.35(コーンスープ味)/0.33(ポテトスープ味)/0.30(キャラメル味)
栄養課長
栄養課長

脂質が少し多く、バランスに偏りがある。
紙ストローのテクスチャーが苦手。

メディミルロイシンプラス

(出典:amazon.co.jp)
商品名メディミルロイシンプラス内容量(ml)100 
用途エネルギー・たんぱく質補給エネルギー(kcal)200
アレルゲン乳・大豆・ゼラチンたんぱく質(g)8.0
PFC比16:46:38脂質(g)10.3
味の種類5種類炭水化物(g)20.4
備考ビタミン・ミネラル配合
BCAA 2070mg
食塩相当量(g)0.3
おすすめ度 水分量(g)70
栄養課長
栄養課長

脂質が少し多く、バランスに偏りがある。
BCAA含有量が多いため、リハビリをした後の栄養補給に向いてる。

アイソカルとろっとゼリー

(出典:amazon.co.jp)
商品名アイソカルとろっとゼリー内容量(ml)100 
用途エネルギー・たんぱく質補給エネルギー(kcal)200
アレルゲン乳・大豆たんぱく質(g)8.0
PFC比16:36:48脂質(g)8.0
味の種類2種類炭水化物(g)25.0
備考ビタミン・ミネラル配合食塩相当量(g)(0.28)
おすすめ度 水分量(ml)70
栄養課長
栄養課長

ドロッとした食感のため、食が進まない。
摂食嚥下能力が正常な人には向いていないと感じる。
ただ、咀嚼機能が低下していて、ペースト状の商品を求めている方には最適★5!

テルミールアップリード

(出典:amazon.co.jp)
商品名テルミールアップリード内容量(ml)100 
用途エネルギー・たんぱく質補給エネルギー(kcal)400
アレルゲン乳・ゼラチンたんぱく質(g)14.0
PFC比14:49:37脂質(g)21.6
味の種類2種類炭水化物(g)37.4
備考ビタミン・ミネラル配合
BCAA 1640mg
食塩相当量(g)0.38
おすすめ度 水分量(g)43
栄養課長
栄養課長

100mlで400kcalはすごい!
ただ、原材料表示で、1番目「デキストリン」2番目「砂糖」と砂糖が2番目にある点が少し怖い。これをたくさん飲むと砂糖の摂りすぎに繋がってしまう。
あと、脂質が少し多く、バランスに偏りがある。
あと、何て伝えればいいかわからないですが、味がきつい。ヨーグルトに混ぜたら食べやすい、という口コミを見て納得しました。

補足)原材料名は使用されている重量の多い順に記載されます。※2

飲料タイプ100ml未満【1商品】

テルミールアップリードmini

(出典:amazon.co.jp)
商品名テルミールアップリードmini内容量(ml)50 
用途エネルギー・たんぱく質補給エネルギー(kcal)200
アレルゲン乳・ゼラチンたんぱく質(g)7.0
PFC比14:49:37脂質(g)10.8
味の種類2種類炭水化物(g)18.7
備考ビタミン・ミネラル配合
BCAA 820mg
食塩相当量(g)0.19
おすすめ度 水分量(g)22
栄養課長
栄養課長

50mlで200kcalはすごい!
ただ、原材料表示で1番目に「砂糖」と書いてある点が、1個前の商品よりさらに心配になる。他、1個前同様。
しかし、これだけ少量高カロリー商品は魅力的。

ゼリータイプ40~65g未満【7商品】

エンジョイ小さなハイカロリーゼリー

(出典:amazon.co.jp)
商品名エンジョイ小さなハイカロリーゼリー内容量(g)40 
用途エネルギー・たんぱく質補給エネルギー(kcal)100
アレルゲン乳・大豆・ゼラチンたんぱく質(g)5.0
PFC比20:40:40脂質(g)4.4
味の種類6種類炭水化物(g)10.2
備考BCAA 1000mg食塩相当量(g)0.01~0.06
おすすめ度 水分量(g)20.3
栄養課長
栄養課長

少量高カロリーかつPFC比もゼリー商品の中では良い。
BCAA1000mg入っているため、リハビリ後などにも使える。

エンジョイ小さなコラーゲンゼリー

(出典:amazon.co.jp)
商品名エンジョイ小さなコラーゲンゼリー内容量(g)45 
用途エネルギー・たんぱく質補給エネルギー(kcal)100
アレルゲン大豆・ゼラチンたんぱく質(g)6.0
PFC比24:0:76脂質(g)0
味の種類2種類炭水化物(g)19.0
備考亜鉛12.0mg、鉄3.0mg食塩相当量(g)0.01~0.10
おすすめ度 水分量(g)19.7
栄養課長
栄養課長

脂質が入っていないため、栄養バランスが偏る。
亜鉛・鉄など特定の機能に有している点が良い。

小さなEプリン

クリニコ公式ホームページより画像引用)
商品名小さなEプリン内容量(g)54 
用途エネルギー・たんぱく質補給エネルギー(kcal)100
アレルゲン乳・大豆たんぱく質(g)10.0
PFC比40:36:24脂質(g)4
味の種類2種類炭水化物(g)6
備考EPA 500mg、BCAA 2500mg食塩相当量(g)0.25
おすすめ度 水分量(g)33.2
栄養課長
栄養課長

たんぱく質が10g入っている商品はなかなか無い!
特定の栄養素が豊富に入っている点は良いが、食べすぎは栄養の過剰摂取に繋がる恐れあり。

アイソカルゼリー もっとハイカロリー

(出典:amazon.co.jp)
商品名アイソカルゼリー もっとハイカロリー内容量(g)50 
用途エネルギー補給エネルギー(kcal)200
アレルゲン大豆たんぱく質(g)4.0
PFC比8:64:28脂質(g)14.2
味の種類4種類炭水化物(g)14.0
備考MCT6.0g食塩相当量(g)0.2
おすすめ度 水分量(g)17
栄養課長
栄養課長

50gで200kcalも摂れる少量高カロリーな点は魅力。
しかし、脂質量が多いので食べ過ぎには注意が必要。

エネプリン

(出典:amazon.co.jp)
商品名エネプリン内容量(g)40 
用途エネルギー補給エネルギー(kcal)110
アレルゲンりんご・バナナ・オレンジたんぱく質(g)0
PFC比約0:76:24脂質(g)9.5
味の種類7種類炭水化物(g)6.0~7.2
備考MCT6.0g食塩相当量(g)0.01
おすすめ度 水分量(g)23~25
栄養課長
栄養課長

たんぱく質が入っていないため、栄養バランスが偏る。

脂質の多さが気になる。

エネプリンプロテインプラス

(出典:amazon.co.jp)
商品名エネプリンプロテインプラス内容量(g)40 
用途エネルギー補給エネルギー(kcal)160
アレルゲン乳・大豆・ゼラチン
りんご・バナナ
鶏肉・豚肉
たんぱく質(g)3.5
PFC比約9:87:4脂質(g)15.2~16.0
味の種類8種類炭水化物(g)1.3~2.4
備考MCT6.0g食塩相当量(g)0.04~0.26
おすすめ度 水分量(g)18~19
栄養課長
栄養課長

40gで160kcalで少量高カロリーが魅力。
しかし、脂質15.2~16.0は多すぎる。脂質の過剰摂取に注意が必要。

プロキュア プチプリン

(出典:amazon.co.jp)
商品名プロキュア プチプリン内容量(g)40 
用途エネルギー・たんぱく質補給エネルギー(kcal)83
アレルゲン卵・乳・豚肉・りんご・バナナたんぱく質(g)5.0
PFC比24:55:21脂質(g)5.0
味の種類3種類炭水化物(g)4.4
備考鉄7mg、亜鉛7mg
BCAA 680mg
食塩相当量(g)0.07~0.14
おすすめ度 水分量(g)25.3
栄養課長
栄養課長

他の商品と比べると、エネルギー量が少ない。
亜鉛・鉄など特定の機能に有している点が良い。

ゼリータイプ40g未満【3商品】

ブイ・クレス ハイプチゼリー

(出典:amazon.co.jp)
商品名ブイ・クレス ハイプチゼリー内容量(g)23 
用途エネルギー補給エネルギー(kcal)80
アレルゲンたんぱく質(g)0
PFC比0:68:32脂質(g)6.0
味の種類2種類炭水化物(g)6.5
備考ビタミン・ミネラルやや配合
食べ方要注意
食塩相当量(g)0.01
おすすめ度 水分量(g)10
栄養課長
栄養課長

たんぱく質が入っていないため、栄養バランスが偏る。
しかし、1つ23gで非常に食べきりやすい。

ミニタス エネルギーゼリー (りんご味)

(出典:amazon.co.jp)
商品名ミニタス エネルギーゼリー内容量(g)25
用途エネルギー補給エネルギー(kcal)100
アレルゲンたんぱく質(g)0
PFC比0:76:24脂質(g)9.1
味の種類1種類炭水化物(g)6.5
備考同一シリーズ他2種類あり食塩相当量(g)0.03
おすすめ度 水分量(g)9.3
栄養課長
栄養課長

たんぱく質が入っていないため、栄養バランスが偏る。
しかし、1つ25gで非常に食べきりやすい。
※同一シリーズでたんぱく質補給用、食物繊維補給用ミニゼリーがある。

“日清MCT ”入り ミニゼリー

(出典:amazon.co.jp)
商品名“日清MCT ”入り ミニゼリー内容量(g)25 
用途エネルギー補給エネルギー(kcal)53
アレルゲンりんごたんぱく質(g)0
PFC比0:11:89脂質(g)0.7
味の種類3種類×3種類炭水化物(g)12.3
備考食塩相当量(g)0.03
おすすめ度 水分量(g)12
栄養課長
栄養課長

普通のゼリーに近い。
その分他の栄養補助食品と比べると、エネルギー量が劣る。

番外編【3商品】

明治栄養アップペースト

(出典:amazon.co.jp)
商品名明治栄養アップペースト内容量(g)165
用途エネルギー・たんぱく質アップエネルギー(kcal)1101
アレルゲン乳・大豆たんぱく質(g)38
PFC比13:78:9脂質(g)97.4
味の種類1種類炭水化物(g)24.8
備考味が変わりにくい
混ぜやすい
出しやすい
食塩相当量(g)0.46
おすすめ度 水分量(ml)
栄養課長
栄養課長

お粥を半量にし、この商品を入れてカサを少なく見せる等して使用。様々な料理に活用可能。

脂質が多いため、摂りすぎには注意が必要。

日清MCTオイル&パウダー

(出典:amazon.co.jp)
商品名日清MCTオイル内容量(g)100 
用途エネルギーアップエネルギー(kcal)900
アレルゲンたんぱく質(g)0
PFC比0:100:0脂質(g)100
味の種類炭水化物(g)0
備考中佐脂肪酸100%食塩相当量(g)0
おすすめ度 水分量(g)0
栄養課長
栄養課長

液体状の商品は、ご飯にかけることも可能。

脂質100%なので摂りすぎには注意が必要。

ハイカロッチ ヨーグルト風味

(出典:amazon.co.jp)
商品名ハイカロッチ ヨーグルト風味内容量(g)16.5 
用途エネルギーアップエネルギー(kcal)100
アレルゲン乳・卵たんぱく質(g)0.02
PFC比0:78:22脂質(g)10.2
味の種類1種類
エネルギーなど成分が異なる商品他3種類
炭水化物(g)2.8
備考ペースト状食塩相当量(g)0.002
おすすめ度 水分量(g)2.5
栄養課長
栄養課長

ヨーグルト風味がついているため、使える場面が限定的。

他にも成分は異なるが、佃煮風味、コーヒー風味、梅しそ風味の3種類がある。

まとめ

小さいサイズの栄養補助食品もいくつかあることが分かりました。
食欲不振で、食事を食べてくれない方には、このような小さい栄養補助食品を完食してもらうことから目指すと良いと思います。

また、今回のおすすめ度は食欲がない高齢者向けのおすすめ度です。
「たんぱく質0g」という商品がありましたが、ただの食欲不振の方には不向きですが、ある特定の疾患を抱えている方には超おすすめ商品になります。

栄養素は簡単に見えて奥が深いので、どの商品を選べばいいかわからない時は、管理栄養士や医師に相談してください。




医師・栄養士の指導を受けている方は、指導に基づいて使用されることを推奨します。
また、栄養補助食品の多量摂取により、健康が増進するものではありません。
食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、バランスの良い食事を心がけましょう。

参考
※1「日本人の食事摂取基準(2020 年版)「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書(「日本人の食事摂取基準」策定検討会、厚生労働省)」
※2「表示方法について(厚生労働省)」