記事内に広告を含みます

【ビタミン・ミネラル補給】管理栄養士おすすめ栄養補助食品《7選》

「ビタミン・ミネラルが補給できる栄養補助食品はありますか?」

「ビタミン・ミネラルが補給できる補食でおすすめの物を教えてください」

などのお悩みはありませんか?

この記事では、管理栄養士おすすめのビタミン・ミネラル補給に適した栄養補助食品を7商品紹介します。

※「一般的な健康食品」の部類ではなく、「医療・介護現場でも使われている栄養補助食品」を紹介しています。
ビタミン・ミネラルが高容量配合されており、健常者に毎日の摂取を勧める内容ではございません。

おすすめの選び方

ビタミンの必要量を確認しよう

各性別ともに、一番必要量、上限量の少ない75歳を基準にしています。(成人の場合)

ここで注目すべきは上限量が記載されている栄養素です。
(ビタミンA・D・E・B6・ナイアシン・葉酸)

栄養補助食品を取り入れても、上限量は超えないようにしてください。
上限量を超えることで健康障害を生じる可能性があります。

栄養素男性
推奨量
男性
目安量
男性
耐用上限量
女性
推奨量
女性
目安量
女性
耐用上限量
ビタミンA
(㎍RAE)
80027006502700
ビタミンD
(㎍)
8.51008.5100
ビタミンE
(mg)
6.57506.5650
ビタミンK
(㎍)
150150
ビタミンB1
(mg)
1.20.9
ビタミンB2
(mg)
1.31.0
ナイアシン
(mgNE)
1330010250
ビタミンB6
(mg)
1.4501.140
ビタミンB12
(㎍)
2.42.4
葉酸
(㎍)
240900240900
パントテン酸
(mg)
65
ビオチン
(㎍)
5050
ビタミンC
(mg)
100100

ミネラルの必要量を確認しよう

各性別ともに、一番必要量、上限量の少ない75歳を基準にしています。(成人の場合)

ここで注目すべきは上限量が記載されている栄養素です。
(カルシウム・リン・鉄・亜鉛・銅・マンガン・ヨウ素・セレン・クロム・モリブデン)

栄養補助食品を取り入れても、上限量は超えないようにしてください。
上限量を超えることで健康障害を生じる可能性があります。

栄養素男性
推奨量
男性
目安量
男性
耐用上限量
女性
推奨量
女性
目安量
女性
耐用上限量
※ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
25002000
カルシウム
(mg)
70025006002500
マグネシウム
(mg)
320260
リン
(mg)
100030008003000

(mg)
7.0506.040
亜鉛
(mg)
1040830

(mg)
0.870.77
マンガン
(mg)
4.0113.511
ヨウ素
(㎍)
13030001303000
セレン
(㎍)
3040025350
クロム
(㎍)
1050010500
モリブデン
(㎍)
2560025500

※ナトリウムは食塩相当量の目標量として、男性7.5g未満・女性6.5g未満と設定されています。

必要個数を確認しよう

ビタミン・ミネラル補給目的の栄養補助食品は、栄養素が高容量配合されている商品が多いです。

耐用上限量を超えないようにしましょう。


食事摂取量が減っている場合に、ビタミン・ミネラル補給の栄養補助食品を取り入れる場合は、
1日1個を目安にしましょう。


食事摂取量が減っていて、すでにエネルギー補給用の栄養補助食品を取り入れている場合は、
1週間に2~3個を目安にしましょう。


美容目的でビタミン・ミネラル補給の栄養補助食品を取り入れる場合は、
1週間に1~4個を目安に取り入れましょう。


褥瘡治療の場合など、疾病の管理に使う場合は医師・管理栄養士に相談して使用個数を決めてください。

ビタミン・ミネラル補給の栄養補助食品は健康な人でも取り入れている方が多いですが、食べすぎないようにしてください。

ビタミン・ミネラルバランスよく含まれている物がおすすめ

「ビタミン・ミネラル補給」目的でも、すべてのビタミン・ミネラルは配合されていません。

たくさん食べても過剰症の心配のない栄養素と、不足しがちな栄養素と、疾病の治癒促進に有効と考えられている栄養素が多く配合されがちです。

「疾病の治癒促進に有効と考えられている栄養素」がたくさん入っている補食を健康な人が日用使いするのはおすすめできません。

美容・健康目的の場合は、バランスよく含まれているものを選ぶようにしましょう。

褥瘡や鉄欠乏性貧血などの治療の一環の場合は、医師・管理栄養士の判断のもと使用するようにしてください。

食事と一緒に食べよう

選び方の話ではないですが、、、

ビタミン・ミネラルは食事と一緒に摂ることで、吸収率が上昇するものが多いです。

食事と一緒に食べることをおすすめします。

しかし↓

ビタミン・ミネラルと相互作用を起こす薬を飲んでいる人は注意しよう

ビタミン・ミネラルと相互作用を起こす薬もあります。

薬を飲んでいる人は薬剤師の方にビタミン・ミネラルとの相互作用を聞くようにしてください。

7商品を比較

各栄養素がどのくらい入っているか、75歳女性の推奨量(目安量)と比較して充足率(%)を計算し表にしました。

(今回の商品順はおすすめ順ではございません。)

商品名 商品画像ビタミンAビタミンDビタミンEビタミンKビタミンB1ビタミンB2ナイアシンビタミンB6ビタミンB12葉酸パントテン酸ビオチンビタミンCカリウムカルシウムマグネシウムリン亜鉛マンガンヨウ素セレンクロムモリブデン
CP10 46653083333001504554172292001005002130183150200
ブイクレス
BIO
46653083333001504554172292001005004121283150200
ベジたいむ6565123144150140127100100126500337228313826116060
くだものの
栄養
27157772708073505060500313228313826112030
ビタミン
サポート
ゼリー
2715777270807350506050001301831382620
ビタミン
アップナール
62325067656564505050505056
メイバランス
(ミルク)
18149213334055555025246010092015182525141323486040
(出典:amazon.co.jp)

おすすめ7選

ブイ・クレスCP10

1回で、ビタミン・ミネラル・たんぱく質をしっかり摂りたい方におすすめ。


また、食欲が低下している人や、栄養状態が低下している人などにもおすすめ。


ビタミン・ミネラル配合量が圧倒的に多く、1日の推奨量(目安量)(75歳以上、女性を基準)と比較して100%以上入っている栄養素が多くあり、中には200%を超えるものもあります。


こんなに多く入っているが1日1本までなら耐用上限量を超えることもないため安全に飲むことができます。


ビタミンKとミネラルが数種類入っていないため、その点は注意が必要。

ブイ・クレスBIO

1回でビタミン・ミネラル・乳酸菌をしっかり摂りたい方におすすめ。


CP10との違いは、
たんぱく質が入っているかどうか。

乳酸菌が入っているかどうか。


他にもブイ・クレスシリーズでは、鉄が入っていない「ニューベリーズ」やグルコサミンが入っている「グルコサミンマンゴー」などの商品もあり、栄養管理の目的ごとに選ぶことができます。

Sunkistベジたいむ+Ca

美容や健康を意識している人におすすめ。


上記の表を見ると分かるが、必要量のほぼ100%量の栄養素が入っている。


そのため、過剰症の恐れもなく飲むことができます。

ただし1日1本までにしましょう。

Sunkistくだものの栄養+Fiber

こちらも美容や健康を意識している人におすすめ。


ベジたいむより栄養素の含有量が少ないが、美容や健康を意識している人は、そもそも普通の食事からビタミン・ミネラルもある程度摂れているので、100%量の栄養素が入っていなくてもこれで十分。

ビタミンサポートゼリー

嚥下能力が低下している方におすすめ。


特別用途食品「えん下困難者用食品」の表記も取得しており、比較的安心して食べる事ができます。


栄養素量は、一つ前の商品(くだものの栄養)とほぼ変わらないです。

ビタミンアップナール

栄養補助食品のような人工的な食べ物が苦手な方におすすめ。


味噌汁などの食事に混ぜて食べる事ができるため、気にならずに普段通りの食事でより多くのビタミンが摂れます。

ビタミンアップナールという名称なのに、亜鉛が入っているため、過剰摂取には注意が必要。

明治メイバランス Miniカップ ミルクテイスト

全てのビタミン・ミネラルをまんべんなく摂りたい方におすすめ。


特別用途食品「総合栄養食品」の表記を取得しているだけはあり、他のメイバランスより栄養素が多く入っている。(少ない栄養素も一部あるが)


しかし、総合栄養食品のため、エネルギーもしっかりと入っているため、肥満に注意。

まとめ

ビタミン・ミネラル補給目的の栄養補助食品を7つ紹介しました。

あくまで栄養補助食品のため、栄養素の不足を補いたいときや、疾病の栄養管理に使うことが第一目的です。

健康な一般の方でも使うこともできますが、容量用法を守って取り入れるようにしましょう。




医師・栄養士の指導を受けている方は、指導に基づいて使用されることを推奨します。
また、栄養補助食品の多量摂取により、健康が増進するものではありません。
食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、バランスの良い食事を心がけましょう。

参考
日本人の食事摂取基準(2020 年版)「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書(「日本人の食事摂取基準」策定検討会|厚生労働省)
「特別用途食品 許可品目一覧(消費者庁)」